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[解説] 姫島は大分県の北東部の国東半島の5km沖合に浮かぶ小さな島だ。
古事記によれば伊邪那岐命(izanaginomikoto)、伊邪那美命(izanaminomikoto)の神が
国生みに際し、大島を生み、次に女島を産むとある。この島が姫島である。
姫島は別名を「天一根」という。
古歌では「姫島のあたりにならぶ島もなし、
うべもいひけり天の一つ根」とうたわれている。
日本書記では垂仁天皇の御代、意富加羅国(ohokaranokuni。今の韓国南部)の王子
都怒我阿羅斯等(tsunugaarashito)が白い石から生まれたお姫様と結婚しようとした。
姫はそれを逃れて海を渡り、姫島に上陸し、比売語曽(himekoso)の神となった。
姫島の名前は上記のお姫様の伝説に由来するという。
しかし、この伝説にはすぐには了解しがたい謎が潜んでいるように感じられた。
韓国からこの小島までそんなに簡単に渡って来ることができるのだろうか、と。
私はそんな謎の由来を漠然と想像しながら、日没方向の夕焼け空を眺めていた。
私がいた場所は、稲積。写真で見える岬は、東浦の金漁港の近くにある。
その岬の向こうの海岸で、この日、私はアサギマダラの標識をしていた。
その中に、この写真を撮影する1時間半前と翌朝と、二度も出会った蝶があった。
それがアサギマダラ(SRS1070)であった。この蝶は(Asagi43参照)、
16日後に、姫島から744km先の埼玉県まで飛んだことが確認された。
地図で測定して見ると、姫島から韓国の南東にある釜山(プサン)までの距離は、
約285kmである。小さなアサギマダラですら700km余も飛ぶのだから、
人が約300kmの距離を逃げることくらい、簡単なことなのかもしれない。
鮮やかな夕焼け空を眺めていると、時空に関する固定観念が次第に溶けていって、
不思議な伝説の謎も次第に解けていくものなのかもしれない。そんなときには、
生命能力に関する未知の扉が開いて、その向こうが垣間見えているのかも・・・。
[パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]
----SRSは美しい地球の能力開発----
-----心の中に豊かな自然を育てよう----
メッセージ「生命能力の不思議に目を開こう」
[撮影・解説:栗田昌裕 050519撮影050617記]
3D風景集の画像の無断複製・無断使用を禁じます。
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